ワット・ジェット・ヨード(Wat Ched Yod)の7つの尖塔の美しさに思わずため息!

ワット・チェット・ヨートの外観

ワット・チェット・ヨートはチェンマイの旧市街の西北部を走るスーパーハイウェイ沿いにある寺院です。

チェンマイで栄えたランナータイ王朝の最盛期にあたる第11代ティロカラート王(1442~1460年)により、1455年に建立されています。

寺院の建築様式は、お釈迦様が悟りを開いた仏教開祖の地、インドのブッダガヤにある大菩提寺・マハーボディ寺院がモデル。タイでは珍しい寺院です。

タイ語で「チェット」は「7」を、「ヨート」は「尖塔」を意味する言葉。つまり7つの尖塔がある寺院という意味です。

四角い基壇となる台座部分の上に7つの「尖塔」がある特徴的な形状をしています。

台座部分の壁には、天上の神々の浮き彫り(レリーフ)が見事に刻まれています。

ワット・チェット・ヨートは「チャンマイの聖地」と呼ばれていますが、これはティロカラート王が、ティロカラート(1442~1460年)が1477年に第8回世界テラワーダ(上座部仏教)の会議、三経編纂会を開いた歴史的事実に由来するそうです。

広々とした境内には、大きな菩薩の木が植えられており「ワット・ポータラーム・マハヴィハーン」(菩薩の寺)とも呼ばれています。

実際に訪れてみると、まずその敷地の広大さに驚きます。普段は訪れる人も少なく、そびえ立つ尖塔、その台座部分の壁に刻まれたレリーフを、一人独占するかのように、ゆったりと鑑賞できます。

ワット・チェット・ヨートへのアクセス

ワット・チェット・ヨートはスーパーハイウェイ沿い、チェンマイ国立博物館の隣にあります。旧市街からは、歩こうと思えば歩ける距離ですが、時間に余裕がない方は車を利用した方が良いですね。

チェンマイ旧市街の中心部から車で約10分ほどでしょうか。歩くと30分ほどです。

なお、地図上はスーパーハイウェイ沿いありますが、寺院への入り口はスーパーハイウェイ沿いから参道に入り、100メートルほど歩いた所にあります。

ワット・チェット・ヨート参道
ワット・チェット・ヨートの入り口

緑豊かなワット・チェット・ヨートで過ごす贅沢な時間

ワット・チェット・ヨートの境内に入ると、菩提樹の木の枝が沢山の白い棒で支えられています。どうやら木の支え棒をお布施できるようです。

広々とした境内には木々が生い茂り、まるで静かな公園のような佇まいです。

ワット・チェット・ヨートの菩提樹

神々の彫刻に木漏れ日が射す美しさ

ワット・チェット・ヨートの最大の見所は、何と言っても大きな敷地の中にある6つの尖塔と台座部分の壁面に施されたレリーフ(彫刻)です。

ワット・チェット・ヨートの外観

赤茶色のレンガを積み上げた台座部分は白い漆喰で仕上げられたものですが、かなり破損しています。

ワット・チェット・ヨートのレリーフ

そして台座に刻まれているのは天上の神々の姿。インド仏教美術の影響を強く受けたレリーフです。柔らかなニュアンスを湛えた表情や姿は、しばし時間を忘れてしまうほどの美しさです。

チェンマイで訪れた多くの寺院の中で、これほど見応えのあるレリーフは見たことがありません。

太陽の光の当たり具合によって、刻一刻と表情が変わる様が見事です。広大な境内を散策しては、幾度となく6つの尖塔とレリーフの前に戻り、その美しさを堪能しました。

日が傾きかけた夕方、ちょうど木漏れ日が、神々の姿の彫刻に射した時は、その美しさに思わず深いため息がこぼれました。

ワット・チェット・ヨートのレリーフに射す木漏れ日
ワット・チェット・ヨートのレリーフに射す木漏れ日

台座部分の中に入ることができます。中には仏像が鎮座しています。

本堂の扉に施された見事なレリーフ

ワット・チェット・ヨートの外観

奥のほうに本堂があります。比較的、最近に補修されたようで、かなり新しい外観です。

ワット・チェット・ヨート本堂内

ご本尊の仏像の脇には、ブミポン国王陛下の出家時の写真が飾られています。タイの寺院ではよく見かける光景です。

ワット・チェット・ヨート本堂のご本尊

天井付近には、お釈迦様の生涯や教えを表した沢山の絵画が飾られています。こちらもタイの寺院ではよく見かける光景ですね。

ワット・チェット・ヨート本堂内天井付近の絵画

扉には仏像の姿が金色で装飾されています。太陽の光を浴びて燦然と輝いてみえます。見事ですね。

ワット・チェット・ヨート本堂の扉
ワット・チェット・ヨート本堂の扉のレリーフ

外から見ると、窓にも素晴らしい装飾が施されています。

公園内を散歩して癒やされる時間

境内には、7つの尖塔以外にも、幾つかの仏塔が建っています。

ワット・チェット・ヨートの仏塔

崩れかけたチェディ(仏塔)もところどころにあります。、

ワット・チェット・ヨートの崩れかけたチェディ(仏塔)
ワット・チェット・ヨートの崩れかけたチェディ(仏塔)

インドのブッダガヤのマハボディ寺院を模して建立されただけでに、寺院の境内には菩提樹が生い茂っています。

別名「ワット・ボータラーム・マーハーヴィハラ」(Wat Botharam Mahavihara)と呼ばれている寺院。境内の木々には、タイ語でタイ語で有り難い「教え」が掲げられています。

ワット・チェット・ヨートの菩提樹

広大な境内を散策すると、凛々しい佇まいの仏像が鎮座しています。

ワット・チェット・ヨートの仏像

干支に因んで寺院を参拝する習慣があるそうです。ワット・チェット・ヨートは巳年の寺院のため、蛇のオブジェが多く置かれています。ランナー王朝から伝わる文化です。面白いですね。

ワット・チェット・ヨートの女神

様々な仏像、オブジェも点在しており、見ていて飽きません。

ワット・チェット・ヨートの仏像
ワット・チェット・ヨートの仏像
ワット・チェット・ヨートのオブジェ

広大な敷地内にはテーブルもあります。ここでノートパソコンを広げてスマホのテザリングでネットに繋げば、ノマドワークもできちゃいます。作業に疲れたら、寺院内を散策して仏教に癒されます。

ワット・チェット・ヨート内にあるテーブル

こんな具合に、散歩しながら静かな時間をゆったりと過ごすことができることが、ワット・チェット・ヨート最大の魅力です。

ワット・ジェット・ヨード / Wat Ched Yodの概要

名称
ワット・ジェット・ヨード / Wat Ched Yod
入場
無料
所在地
Chiang Mai-Lampang Super Highway Rd. Chang Puak Muang, Chiang Mai
電話 / Tel
053-295-002