2016年初夏、約一カ月に渡ってフィリピン各地を旅行しました。長期滞在・旅行者にとってインターネット環境は生命線です。
イモトのWiFiなど、WiFiルーターをレンタルする方法もありますが、1日680円からという料金を考えると、1ヶ月にも及ぶフィリピン滞在では現実的ではありません。
SIMフリーのスマホを用意して、プリペイドSIMを利用する方法がベストです。
そこで、フィリピン第二の都市、セブに到着後、すぐプリペイドSIMを入手。自分でプリペイドロード・カードのロード(チャージ)から、インターネットプランの申し込みまでを行ってみました。
その時の様子をレポートします。
フィリピンではプリペイド方式で携帯・スマホを利用するのが一般的
まずフィリピンの携帯電話事情について軽くおさらいします。
フィリピンでは携帯・スマホを使用する際、「プリペイド」で利用する方法が一般的です。「プリペイド」は、これから使用したい分の料金を予めロード(チャージ)して携帯・スマホを使う方法です。
日本のように電話を利用した分やインターネット利用のためデータ通信を利用した分が、後から請求される方式は「ポストペイド」と呼ばれています。
フィリピンでも「ポストペイド」方式で携帯・スマホを利用しているユーザーもいますが、少数です。大多数のフィリピン人は「プリペイド方式」で利用しています。
フィリピンの通信キャリアは3社
フィリピンには、3つのメジャー携帯通信キャリア会社があります。
3社の公式サイトは以下の通り。
- スマート(Smart) Smart Communications, Inc.
- グローブ(Globe) Globe | Create a wonderful world with Globe
- サン(Sun) Sun – Phones, Plans, Mobile, Broadband
スマート(Smart Communications)
スマート(Smart)は、フィリピンで最も大きい会社と言われているフィリピン長距離電話会社(PLDT,Philippine Long Distance Telephone Company)の100%子会社です。
グローブ(Globe)
グローブ(Globe)は、フィリピンで二番目に大きい電話事業会社であるグローブ・テレコム(Globe Telecom)系列の会社です。
スマート(Smart Communications)とグローブ(Globe)は、かなり昔からフィリピン全国で携帯電話サービスを展開している老舗の通信キャリアです。フィリピンの通信キャリアの2大巨頭的存在です。
サン(Sun)
サン(Sun)は、ここ最近、主にセブ島を中心に低価格を売りに人気を集めている通信会社です。
結局、どの携帯通信キャリアが良いのか?
今回は、セブだけでなくフィリピン各地を旅行する予定だったため、サン(Sun)はセブ島以外での利用に不安が残ります。そのため、考慮からは外しました。
残りの2社、つまりグローブ(Globe)とスマート(Smart)が提供するサービス内容・プラン内容を較べてみると、あまり大きな違いはありません。
GlobeとSmartは、もう20年以上前からライバル会社として互角の戦いを繰り広げてきた会社です。そのため、提供するサービス内容自体は、どうしても似たものとなってしまう傾向があります。
電話の繋がり具合は、地方・場所ごとに異なります。ある場所ではグローブ(Globe)の方が繋がりやすく、別のある場所ではスマート(Smart)の方が繋がりやすい、といった具合です。
つまるところ、フィリピン人やフィリピン在住の日本人に話を聞いてみても、「どちらでも好きな方を」という返事が返ってきます。
これまでフィリピンを旅行する時は、いつもグローブ(Globe)のプリペイドSIMを使ってきました。馴染みがあるため、今回の旅行でもグローブ(Globe)のプリペイドSIMをチョイスしました。
グローブ(Globe)のプリペイドSIMの入手方法
グローブ(Globe)は、マニラのニノイ・アキノ国際空港をはじめ、フィリピンの主な空港でプリペイドSIMカードを無料配布しています。
グローブ(Globe)の公式サイトを見ると、無料配布している空港は以下の通りです。
グローブ(Globe)のプリペイドSIMを無料配布している空港
- ニノイ・アキノ国際空港 第1・3・4ターミナル
- クラーク国際空港
- マクタン・セブ国際空港
- カリボ国際空港
- フランシスコ・バンゴイ国際空港(ダバオ)
当然、負けじとスマート(Smart)もブースを出して、プリペイドSIMカードを配布しています。永遠のライバルですね(笑)。
町中のショップでもプリペイドSIMカードを販売
フィリピンの町中にあるショップでも、プリペイドSIMカードを販売しています。
フィリピンの主要都市では、グローブ(Globe)やスマート(Smart)が、それぞれオフィシャルショップを展開しています。また大型ショッピングモール内にも入っていたりします。こうしたオフィシャルショップで、プリペイドSIMを購入できます。
7-11など町中のコンビニで購入できることもあります。グローブ(Globe)は、フィリピン全土にある80万カ所の契約店で購入できる、と謳っていますが、実際はプリペイドSIMのカードを置いていないことも多々あります。
また、町中にある小さなモバイルショップでは、プリペイドロード・カード(チャージカード)は販売していても、SIMカード自体は扱っていないこともあります。また、プランの詳細を確認したり、スマホの設定などのサービスは期待できません。
グローブ(Globe)のプリペイドSIMカードのお値段は40バーツです。ただし、町中にあるショップでは、金額を多少、上乗せして販売していることもあります。
やはり、空港でプリペイドSIMをゲットするのがベストです。なにせ無料ですから。
セブ・マクタン空港でGlobeのSIMカードをゲット
2016年6月下旬の昼下がり、セブ・マクタン空港に到着して、すぐGlobeのSIMカードを無料でゲット出来ました。
入管手続きを終え、バッゲージクレイム(預け荷物引き取り所)を抜けて、1階の到着ロビーに出ると、左側にグローブ(Globe)とスマート(Smart)の簡易ブースが仲良く並んでいます。
なお、セブ・マクタン空港にはスマート(Smart)のSIM自動販売機が設置してある、という話を後から耳にしましたが、見かけませんでした。あるいは見落としたのかも知れません。
グローブ(Globe)の簡易ブースは、到着ロビーの外にもあります。到着ロビーを出て右側に進み、たった25ペソでセブ市内のSMモールまで行けるMyBusの乗り場に向かう途中にも、グローブ(Globe)の簡易ブースが出ています。
ボードにある「プリペイドSIMおよび込める」という文字が笑いを誘います(笑)。自動翻訳で訳したような言葉ですね。
グローブ(Globe)のブースでは、「トラベラーシム」(traveler SIM)というプランのプロモーションを絶賛展開中です。
パスポート番号を紙に書くだけで、SIMカードを無料で提供してくれます。後日、
空港では、「トラベラーシム」(traveler SIM)と呼んでいますが、自分が知る限り、SIMカード自体は通常のSIMカードと全く同じです。
ただし、スマホにSIMカードを差しただけでは使えません。
プリペイドSIMに、お金をチャージする必要があります。フィリピンでは、SIMカードに料金をチャージすることを、「ロード」(Road)と呼んでいます。国によって、呼び方が違いますね。
APNの設定が正しければ(後述)、お金をロード(チャージ)すれば、電話やフィリピンで「Text」と呼ばれるSMS(ショートメッセージ)などを利用できます。
ただし、普通は様々なプロモーション・プランを申し込んでから使います。プロモーション・プランに申し込むことで、料金が非常に割安になるからです。
簡易ブースにいるスタッフは、その場で「トラベラーシム」プランに申し込んでくれることを期待しています。
グローブ(Globe)のトラベラーシム(Traveler SIM)の内容
ここで言う「トラベラーシム」(Traveler SIM)とはSIMカードではなく、グローブ(Globe)が展開している旅行者向けのプランのブランド名みたいなものです。
実質的な中身はグローブ(Globe)の「TravelSurf」という利用プランです。プランの内容は、国際電話が1分間40ペソ、海外からの電話、SMSメッセージの受信は無料です。
プラン名 | 料金 | 有効期間 | データ量 | SMSコマンド |
---|---|---|---|---|
TRAVEL3 | 150ペソ | 3日 | 250MB | TRAVEL3 to 8080 |
TRAVEL7 | 500ペソ | 7日 | 1GB | TRAVEL7 to 8080 |
TRAVEL30 | 1000ペソ | 30日 | 5GB | TRAVEL30 to 8080 |
プラン名 | 料金 | 有効期間 | データ量 | SMSコマンド |
---|---|---|---|---|
TRAVELALLIN 350 | 350ペソ | 7日 | 4GB | TRAVELALLIN 350 to 8080 |
TRAVELALLIN 700 | 700ペソ | 15日 | 8GB | TRAVELALLIN 700 to 8080 |
さすがに3年も経過すると、データ通信量もかなり増えていますね。
上記の2つのプランとも、Textは国内のすべてネットワーク、及び海外からのSMSメッセージの受信は無料です。
さて、グローブ(Globe)、あるいはスマート(Smart)の簡易ブースでは、あくまで利用プランに申し込んでもらうことが目的です。
ところが、この時は早くセブ市内に移動したかったこと、さらに今回は自分でプリペイドロード・カード(チャージカード)を購入して設定してみたかったので、早々とその場を立ち去りました。
スタッフには、あからさまにイヤーな顔をされてしまいました(苦笑)。ごめんなさい。
フィリピンに慣れていない場合は、迷わず空港で任意のプランに申し込み、スマホの設定もスタッフにお願いしましょう。
ただし、様々なプランの詳細をよく確認して自分にあったサービス内容なのか、よく吟味する必要があります。
「TravelSurf」プランと、他のインターネット利用の「GoSURF」プランを較べてみると、自分には「GoSURF」の方がより安くて、合っていました。
グローブ(Globe)の「GoSURF」プラン
空港からセブ市内に移動して、宿にチェックインしてシャワーを浴びた後、フエンテオスメニア・サークルに行きました。
セブを訪れるのは本当に久しぶりですが、一昔と較べてかなり発展した様子。フエンテオスメニア・サークル周辺の賑わいぶりは、かつて以上です。
ロビンソン・モールからジェネラル・マキシロム通りをまたぐ陸橋のたとも付近に、セブでも評判の高レートの両替所があるので、そこを覗いたりして、ぶらぶら散歩。
ロビンソン・モール内にある簡易ブースのようなショップで、グローブ(Globe)用のプリペイドロード・カードを600ペソ分(500ペソ一枚と100ペソ一枚)を購入しました。
グローブ(Globe)のプリペイドロード・カードは、金額によって「100ペソ」「300ペソ」「500ペソ」の3種類あります。スマート(Stmat)も同様です。
宿に戻って、空港でゲットしたSIMカードをスマホに刺そうとすると……なんとサイズが合いません! ショック!
SIMカードのサイズは、Standard、Mini、Nanoの3種類あります。
セブ・マクタン空港では、ちゃんとNanoサイズのSIMカードをリクエストしましたが……。
今時、SIMカードは、3 in 1と言うのでしょうか、一番大きなサイズのStandardサイズのSIMカードに切れ目が入っており、Miniサイズにも、Nanoサイズにも対応できるケースが多いハズ。なのに、空港でもらったSIMカードはMiniサイズでした。
結局、その日は宿のWiFiを使い、就寝。次の日、セブ市内を散歩がてらショッピングモールに赴き、SIMカードのサイズを小さくカットするSIMカッターが置いてあるショップを探しました。
セブ市内のダウンタウンのコロンストリート界隈にあるホールセラー用のショッピングモール「138マーケット」で、ようやくSIMカッターがあるショップを見つけましたが、手間賃30ペソを取られました(苦笑)。
午後にはセブからダナオに移動し、ダナオの港からカモテス諸島に行くフェリーに乗船した時、自分で各設定を行ってみました。
グローブ(Globe)のプリペイドSIMの設定方法
グローブ(Globe)のプリペイドSIMカードを自分で設定する場合、以下のような手順を踏むことになります。
- スマホのSIMスロットにSIMカードを挿入
- APN(アクセスポイント)を設定
- スマホに料金をロード(チャージ)
- プラン申し込み
以下、細かく解説します。
スマホのSIMスロットにSIMカードを挿入
スマホのSIMスロットにSIMカードを挿しますが、スマホの機種によっては、SIMカードスロットの取り出しに苦労します。
SIMカードスロットを取り出す専用のピンがあると便利ですね。自分は、チェンマイの電脳ビルでSIMカードサイズのアジャスターを購入した時、ついてきました。
このピンは、アマゾンなどでも、非常に安く売っています。
グローブ(Globe)のAPN(アクセスポイント)の設定
スマホ端末にSIMカードを挿したら、通信会社のアクセスポイントに接続するため、APN(アクセスポイント)設定をする必要があります。APNが正しく設定されていないと、データ通信(インターネット)が利用できません。
ただし、グローブ(Globe)の場合、SIMカードを挿すだけで、自動的に必要なAPN設定を読み込んでくれます。特にAPNを設定する必要はありません。
一応、確認してみます。APNの設定は、アンドロイドの場合「設定」から行います。「設定」から「その他の設定」をタップ。
さらに「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」の順にタップすると、APNの設定画面が表示されます。
そこで、「http.globe.com.ph」が選択されていることを確認します。
※後記
2017年7月から「http.globe.com.ph」から「internet.globe.com.ph」へと変わっています。
プリペイドSIMカードに料金をロード(チャージ)する方法
次に、プリペイドSIMカードに料金をロード(チャージ)します。料金をロード(チャージ)する方法は、プリペイドロード・カード(チャージカード)の裏面に2つの方法が詳しく記載されています。
ここでは、「*143#」とダイヤルする方法を紹介します。
プリペイドロード・カード(チャージカード)の裏面の銀色部分をコインなどでスクラッチします。
グローブ(Globe)のプリペイドロード・カードの場合、10桁のカード番号と6桁のPIN番号の2つの数字が現れます。左の10桁の数字がカード番号です。右の6桁の数時がPIN番号です。
そこで電話アプリを立ち上げて、「*143#」と入力してからダイヤルします。
すると、以下のような画面が表示されます。
ここから、「2 MyAccount」を選択します。半角数字の「2」を入力して、「送信」ボタンをタップします。
すると、以下の画面が表示されます。今度は「2 Load call card」を選択。「2」を入力して「送信」します。
すると、10桁のカード番号の入力を求められます。
先のプリペイドロード・カードをスクラッチして出てきた10桁のカード番号を入力して「送信」。
すると、今度は「Enter 6-digit PIN」と6桁のPIN番号の数字の入力を求められます。
今度は6桁のPINナンバーを入力して「送信」します。すると、ロード(チャージ)された内容画面が以下のように表示されます。
同時にSMS(ショートメッセージ)でも、ロード(チャージ)されたことを示すメッセージが届きます。
これで、ロード(チャージ)出来たことを確認できますね。ロード(チャージ)はとても簡単です!
グローブ(Globe)データ通信プラン「GoSURF」の申し込み方法
次に利用するプランの申し込みを行います。先に触れたように、利用プランを申し込まないと、通常料金がかかります。これが割高です。
プランの申し込みは、複数の方法がありますが、ここでは電話アプリからコマンドを入力して申し込む方法をご紹介します。
申し込んだのは「GoSURF 499」というデータ通信プランです。
「GoSURF 499」は、499ペソ(約1100円)で3GBまでインターネットを利用できるデータ通信プランです。有効期間は30日間です。1ヶ月フィリピンを旅行する自分にはピッタリです。
SIMカードに料金をロード(チャージ)するのと同じ要領で、電話アプリを立ち上げて、「*143#」とダイヤルします。
表示されるメニューから「GoSURF50」を選択して、「GoSURF」の各プランに申し込むことができます。
SMSを利用してプランを申し込む方法もあります。SMSで申し込んでみます。
Globeの「8888」宛てにSMSで「gosurf499」とコマンド入力。すると、以下のようなメッセージが届きます。
Globe社のSIMカード – SMSメッセージ2
何やら無料サービスが特典として付くようです。どうも動画視聴の無料サービスのようですね。
そこで、「HOOQ」をチョイスしました。「GS499 HOOQ」とコマンド入力。
Globe社のSIMカード – SMSメッセージ3
これで「GoSURF499」の申し込みが完了します。敷居が高いように思いがちですが、実は手続き自体、さほど複雑ではありません。むしろシンプルと言ってもいいほです。
問題は、料金プラン体系があまりに複雑かつ多様なため、その内容を把握することが大変という点に尽きます。
なお、Globeの「Go Surf」はデータ量を使い切ると、データ通信は一切できなくなります。データ量制限までデータ通信を使いきったら、新たにデータ通信プランを追加する必要があります。
一方、Smartのデータ通信プランは、データ量を使い切った後、自動的に低速通信に切り替わる「ALWAYS ON」と、データ量は多いものの使い切ったらデータ通信ができない「BIG bytes」という2つのインターネット利用プランがあります。
※後記
「ALWAYS ON」プランは姿を消したようです。
Globeのインターネット利用プランについて知っている2、3の事柄
フィリピン人が携帯電話・スマホを利用する目的は、第一にTextと呼ばれるSMS。第二にFacebookです。
そのため、Textが使い放題になるプランや、Facebookが使い放題になるプランなど少額からのプランが数多くあります。
こうした非常に沢山あるプランの中から、自分に最適なプランを組み立てて考えるのは、かなり大変です。
自分の場合、たまにTextを送ったり、携帯電話を利用することはありますが、あくまでインターネット利用が目的です。
ネットにアクセスして様々なサイトを見て旅行情報をチェックしたり、スマホのテザリング機能を使って、パソコンでもネット環境を整えることが最大の利用目的です。
「GoSURF」は、そんなインターネット利用を第一目的としたサービスプランです。「GoSURF」は有効期間とデータ量の違いによって、プラン内容が細かく別れています。
以下、GlobeのプリペイドSIMで、有効期間が30日となっている長期滞在・旅行者向けの「GoSURF」プランをピックアップしてみました。
長期滞在・旅行者向け「GoSURF」のプラン内容
プラン名 | 料金 | 有効期間 | データ量 | SMSコマンド |
---|---|---|---|---|
GoSURF 10 | 10ペソ | 1日 | 40MB | GoSURF 10 |
GoSURF 15 | 15ペソ | 2日 | 40MB | GoSURF 15 |
GoSURF 30 | 30ペソ | 1日 | 100MB | gosurf30 to 8888 |
GoSURF 50 | 50ペソ | 3日 | 350MB | gosurf50 to 8888 |
GoSURF 99 | 99ペソ | 30日 | 100MB | gosurf99 to 8888 |
GoSURF 299 | 299ペソ | 30日 | 1.5GB | gosurf299 to 8888 |
GoSURF 499 | 499ペソ | 30日 | 3GB | gosurf499 to 8888 |
GoSURF 999 | 999ペソ | 30日 | 5GB | gosurf999 to 8888 |
GoSURF 1799 | 1799ペソ | 30日 | 10GB | gosurf1799 to 8888 |
GoSURF 2499 | 2499ペソ | 30日 | 15GB | GoSURF 2499 |
※2016年6月中旬の時点のプラン内容です。Globeに限らず、各キャリアのプラン内容は頻繁に変わります。
2017年8月初旬時点での「GoSURF」のプラン内容
2017年8月初旬、グローブ社の公式サイトでプリペイドSIM関連のページを見ていたところ、「GoSURF」のプラン内容が多少、変更になっていました。
自分が利用した「GoSURF 499」は無くなっており、替わりに「GoSURF599」というプランが登場していました。プラン内容は以下の通りです。
プラン名 | 料金 | 有効期間 | データ量 | 備考 |
---|---|---|---|---|
GoSURF15 | 15ペソ | 2日 | 40MB | 50MB分のInstagram、他 |
GoSURF50 | 50ペソ | 3日 | 1GB | 100MB分のInstagram、他 |
GoSURF299 | 299ペソ | 30日 | 1.5GB | 100MB分のInstagram、他 |
GoSURF599 | 599ペソ | 30日 | 4GB | 100MB分のInstagram、他 |
GoSURF999 | 999ペソ | 30日 | 8GB | 100MB分のInstagram、他 |
各プランへの申し込みは、電話アプリで「*143#」とダイヤルすると、USSDコマンドのメニュー画面が表示されるので、お好きなプランを選択して、申し込むことができます。
グローブ(Globe)のデータ通信(インターネット)プラン「Go SURF」のアクセススピードは?
さて、実際、フィリピン各地を旅行してみて、GlobeのプリペイドSIMカードの使い勝手はどうだったのか? 以下、検証してみます。
GloveのSIMカードのアクセススピード@カモテス諸島 ポロ島
セブ島の東側に浮かぶ週末向けプチリゾート、カモテス諸島でのアクセス速度です。
カモテス諸島では、Globeのデータ通信、アンテナは3本。スピードを計測すると、ダウンロードが0.43MB、アップロードが0.27MB。
ちょっと厳しいです! ネットでサイトをブラウジングするとストレスを感じる遅さです。
GloveのSIMカードのアクセススピード@マラパスクア島
セブ本島の北部に浮かぶ、ダイバーに人気のマラパスクワ島でのアクセススピードです。
ダウンロードが2.92MB、アップロードが0.73MB。このぐらい速ければ、旅先でもガシガシとノマド仕事ができますね。
GloveのSIMカードのアクセススピード@シキホール島
魔術師がいるとして恐れられてきた南の島の楽園、シキホール島でのアクセス速度です。
ダウンロードが1.11MB、アップロードが0.31MB
スマホでインターネットにアクセスする場合、アクセス速度が1MGあれば、メールのチェックやサイトを見たり、TwitterやLINEなどのSNSの活用にさほど不便は感じません。
ただし、スマホのテザリング機能をツアってノートパソコンでノマド仕事をする場合は、1MBというアクセス速度はギリギリの最低ラインです。
今回の約1カ月に渡るフィリピン旅行は、田舎を中心に旅行しました。田舎の地方都市・町ごとに、ダウンロード1MBの数字が出たり、出なかったり。
正直、これでは厳しいなぁ、というケースと、何とかノマド仕事できるかな、というケースの繰り返しでした。
では、Smartにすれば良かった? そうかも知れませんが、Smartでも同じような結果になる予感がします。
結局、どうしたかと言えば、アクセス速度が出ない場合は、ネット依存をやめて、ひたすらフィリピンの美しい自然を堪能しました!