2015年の暮れ、東京でパスポートの更新を行なった。更新というのか、期限切れによる旅券申請を行った。
日本のパスポートは有効期限が5年のものと、10年のものがある。自分は有効期限10年のパスポートを使っていたため、久しぶりの更新。
そのためちょっとばかり戸惑った。そんなわけで実際にパスポートを更新するに当たって、気がついたことをまとめました。
パスポート申請の手続きは、ケースごとに多少、異なる。
パスポート申請の手続きは、ケースごとに多少、異なる。
- 有効パスポートを持っている場合
- 期限切れパスポートを持っている場合
- 査証欄の余白が少なくなったパスポートを持っている場合
などなど、様々なケースがある。確認すると、自分の場合は「期限切れのパスポートをお持ちの方」のケースに該当することが分かった。
“期限切れ”とあるが、パスポートの有効期間が切れたケースだけでなく、国内でパスポートの紛失届を提出したケース、外国でパスポートを紛失して「帰国のための渡航書」で帰国された方が改めてパスポートを申請するケースも含まれる。
「期限切れのパスポートをお持ちの方」の場合、パスポートの申請に当たって必要な書類は以下の通り。
- 一般旅券発給申請書1通。サイトからダウンロードも可。
- 戸籍抄本または戸籍謄本: 1通 6か月以内に発行されたもの。本籍地の区市町村の戸籍係で入手できる。手数料は1通450円。郵送での請求も可。
- パスポート用の写真: 1枚。カラーでも白黒でも可。本人のみが撮影されたもの。提出の日前6か月以内に撮影されたもの。寸法は、かなり厳密に指定されている。無帽で正面を向いたもの、背景(影を含む)がないもの(白髪の方は背景がなるべく濃いものに)
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必要な書類:本人確認のための書類:1点または2点
- 1点で良い書類: 運転免許証・個人番号カード(マイナンバーカード)・写真付の住基カード・船員手帳・宅地建物取引士証・身体障害者手帳等
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2点必要な書類(AとBから1点づつ又はAから2点を提示)
書類A
健康保険被保険者証・国民健康保険被保険者証・船員保険被保険者証・介護保険被保険者証・共済組合員証・後期高齢者医療被保険者証・国民年金手帳・国民年金証書・厚生年金保険年金証書・船員保険年金証書・共済年金証書・恩給証書・印鑑登録証明書と実印
書類B
学生証・会社等の身分証明書・公の機関が発行した資格証明書(いずれも写真付きのもの)。
上記以外の書類については
本人確認書類を参照。
パスポート更新のため新宿都庁横にある都民広場地下への行き方
さて、新宿のパスポート(旅券課)は、昨今、何かと注目を集めている「東京都議会」の議事堂の地下にある。
新宿のパスポート(旅券課)は新宿駅西口方面、ちょうど工学院大学新宿キャンパスと東京都庁の間に位置している。サイトの案内には、西口から徒歩約10分とある。
そこで、新宿駅に西口の改札を出て、案内表示の矢印通りに進む。
動く歩道も運転中なので、これは便利。ここだけ切り取ってみると、ちょっと近未来的ですな。
ほどなくすると、そのまま地上に出る。すると……東京都庁の建物がドーンという感じでそびえて建っている。
東京都庁を目指して、少し歩くと東京都議会議事堂の建物がある。
議事堂前にある案内標識に、パスポート(旅券課)は都民広場地下と案内されている。
この標識からさらに少しだけ歩くと、大江戸線の「都庁前駅」へと至る階段がある。
地下に入ると、「旅券課(パスポート)申請受付」がある。新宿駅西口方面は久しぶりだったので、新宿駅西口の改札を出てからのんびり歩いて13分ほどで到着した。
申請受付の対面には、パスポートの「受け取り」場所がある。その隣には、証明写真撮影コーナーもある。
証明写真撮影コーナーの営業時間は月~水は9時から19時まで。木・金は9時から18時まで。営業日は都庁の開庁日に合わせて営業。
パスポート用の写真を予め用意していない場合、ここで撮影してすぐ受け取るも可能だ。
ただし料金がちょっと高い。パスポート用写真が、白黒2枚組で1,130円。カラー2枚組だと1550円もする。
パスポート申請受付&受け取り場所の横に「証明写真撮影」があるが、大江戸線「都庁前駅」にある「証明写真撮影コーナー」なら半額!
パスポート用写真を事前に用意していない方は、パスポート申請受付&受け取り場所のスグ横にある「証明写真撮影」が利用しがち。
だが、しかし。新宿の「旅券課(パスポート)申請受付」から徒歩1分の距離にある都営地下鉄の大江戸線「都庁前駅」には、スピード写真ボックスの「証明写真撮影コーナー」がある。
しかも料金は、ほぼ半額!
忙しくて、事前にパスポート用写真を用意する時間が取れない方は、都営地下鉄の大江戸線「都庁前駅」の改札口近くにあるスピード写真ボックス「証明写真撮影コーナー」がオススメ!
有効期限が切れたパスポートが出てこない場合は、口頭で言えば大丈夫!
「旅券課(パスポート)申請受付」には、パスポート申請用紙が用意されている。必要事項を記入して必要書類を揃えて窓口で申請する際、有効期限が切れたパスポートが家のどこかにあるハズだが見つからない旨を告げる。
古いパスポートはとっくに期限が切れていることはわかっている。だが、そのパスポートが見つからないのだ。この点だけ、少し不安だったのだが、窓口で「期限切れになっているかどうか、確かめますね」とだけ言われる。
待つこと約5分。「2014年●月●日で有効期限が切れていましたね」と確認を取ってくれた。結局、到着してから約30分ほどでパスポート申請が受理された。
「旅券課(パスポート)申請受付」の窓口には毎日、かなりの人数が申請にやって来る。特に夕方から夜にけての時間帯は、待ち時間が1時間30分以上、有楽町にある窓口では2~3時間かかることもあるそうな。
そこで、事前にチェックしておきたいのは、パスポート申請の窓口の混雑具合。東京都生活文化局のサイトにある窓口の受付日時というページで、窓口の受付時間とともに窓口が混雑する月・曜日、時間帯をザックリと知ることができる。
申請した後、新たに作ったパスポートを受け取ることができるまでの期間は「6日間」となっている。この6日間というのは「申請 ・受領日を含む」とあり、「土・日、国民の祝日・振替休日、年末年始(12月29日~1月3日) を除いたもの」と記されている。
こう聞くと、ちょっとややっこしいように思えるが、実は簡単。1週間後のことなのだ。申請したのが12月1日だったら、受取日は12月8日となる。
なお、東京都生活文化局のサイト内にパスポート交付予定表がアップされている。何日に申請したら、何日にパスポートを受け取ることができるのか、予め自分で確認することができる。
東京都手数料や収入印紙の購入は、後日のパスポート受け取りの日を奨められる!
申請を終えると、「パスポート引換書」を渡してくれる。引換書には、東京都手数料と収入印紙を貼るスペースがある。
手数料、収入印紙は、パスポート「受け取り」コーナーに入って、スグ左側あたりで購入できる。
そこで、東京都手数料(10年間:2,000円)、収入印紙(10年間:14,000円)、合計16,000円を購入しようとすると、「今、購入することもできますが、この先、万が一、紛失された場合、再発行はできません。また買い直して頂く形となりますが、それで宜しいですか?」と確認される。
むむぅっ。確かにパスポートを受け取りに来た時に、収入印紙を購入して「パスポート引換書」に貼り付ける方が合理的・・・のような気もする。
だが、しかし。「今日できることは今日やる」のポリシーで行きたいので、今、購入して、即、「パスポート引換書」に貼り付けておくことにした。
パスポートの申請を終えて地上に出れば、2016年後半の都民の注目を集めている「東京都議会議事堂」がある。その目の前にある都民広場はこんな感じ。
「広場」とは言うものの、東京都議会議事堂前で子供立ちがキャーキャー言いながら、普段、遊んでいる訳ではなさそうだ(苦笑)。
都民広場地下にあるパスポートセンター
- パスポート|東京都生活文化局というサイトに紹介されている。
- お問い合わせ先:東京都パスポート電話案内センター 03-5908-0400
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受付時間 月・火・水曜日 9:00~19:00、木・金・日曜日 9:00~17:00
上記受付時間外及び祝日、振替休日、年末年始期間 (12月29日~1月3日) は自動音声による応答。