タイとの国境近くにあるカンボジアの街、コッコンの簡単ガイド

コッコンの目貫通りにあるモニュメント

タイ東部にある南の島、チャーン島とマック島に滞在した後、トラートを経由して陸路でカンボジアに入りました。

タイ側の国境の街・ハートレック(Hat Lek)を出発したのが夕方近くだっため、カンボジア側の街・コッコンに一泊滞在しました。

「国境の街」という響きがいいですね。ちょっとワクワク感があります。たった一泊の滞在でしたが、コッコンの街の中心部を歩いてみました。

カンボジアの国境の街・コッコンのガイドマップ

コッコンで宿泊 ホテル、ゲストハウスについて

タイと国境を接するコッコン。多少、ざわついたイメージを持っていましたが、実際は、とても落ち着いたイイ感じの街でした。

宿は、コッコンのコッコンの目貫通り近辺に集まっています。あちらこちらに簡易食堂などもあり、食事に不自由しません。

目抜き通り近辺にあるホテルやゲストハウスは、繁忙期でない限り、事前予約しなくても、歩いて回って気に入った宿に飛び込みで泊まれると思います。

コッコンは初めてだったので、当日の午前中にアゴダで「99ゲストハウス」という安宿を予約しておきました。

99ゲストハウス(99 Guesthouse)の外観

「99ゲストハウス」は、エアコン無しのトイレ&シャワー付きのシングルルームが一泊6USドル。レセプションでは英語が普通に通じました。

99ゲストハウスのシングルルーム

シングルルームは多少、狭いですが、ノートパソコンを広げるデスクもあり、液晶テレビも壁にくくりつけてあります。

99ゲストハウスのシングルルーム

シャワー&トイレの水回りも清潔で言うことなし。スタッフも笑顔で感じが良かったですね。オススメです。

99ゲストハウスのシングルルーム

レセプションの脇にある冷蔵後には数種類のビールが冷えています。WiFIもちゃんと無料で使えます。

コッコンのマーケットを散策

各国の各都市を旅行する時は、マーケットをぶらぶら歩きするのは楽しみの一つです。コッコンのマーケットも歩いてみました。場所は、目貫通りの南側です。

巨大なマーケットの建物は大きめで、かなり古めかしい感じです。いかにも昔ながらのマーケットという風情。タイのタラート(マーケット / 市場)とは、やはり雰囲気がかなり異なります。

コッコンのマーケット

マーケット全体の天井はかなり低く、日中はかなり熱気が籠もるような気がします。

コッコンのマーケット内の様子

海沿いの街だけあって、魚介類は豊富ですね。

コッコンのマーケットで売られている魚介類

マーケット内で、カンボジア・ローカルのタバコを売っていたので、「Cambo」というブランドのタバコを購入してみました。

カンボジアのタバコ「Cambo」

お値段は、驚きの一箱1000リエル。コッコンに滞在した後、シアヌークビル、プノンペン、シェムリアップを回りましたが、このマーケット内で買った「Cambo」が一番、安かったです。

でも、「Cambo」は、ちょっといがらっぽくて喉に痛かったので、二度と買いませんでした(苦笑)。

マーケット前に出ていたフランスパンのサンドイッチ屋台で朝食。

コッコンのマーケット前のサンドイッチ屋台

焼き立てのフランスパンに、ペーストなどを挟んで、たったの5000リエル。安いですね! そして美味しい!

コッコンのマーケット前のフランスパンのサンドイッチ

コッコンのフランスパンのサンドイッチ

コッコンの両替所・銀行のATM

カンボジアでは、カンボジア・リエルとUSドルの2つの通貨が広く流通しています。そしてカンボジア・リエルは、カンボジア以外ではまず使えません。

コッコンは国境近くの街だけあって、ある程度、タイ・バーツも使えますが、カンボジアを旅行するならUSドルを用意しておきたいもの。

カンボジアに滞在した2017年12月下旬から2018年1月下旬にかけては、1USドルが4000リエルでしたが、ここしばらくは、ずっと1USドルが4000リエルで安定していました。

そこで、陸路でタイからカンボジアに入るなら事前にタイでUSドルをたっぷりと用意しておくことが肝心です。

なぜなら、コッコンには日本円を扱っている両替所がありません!

大通りに、「Wing」という看板が目印の両替所があります。ユーロやUSドルは扱っていますが、日本円は扱っていません。

コッコンの両替所「Wing」

幸い、日本のクレジットカードが使える銀行のATMはあります。場所はコッコンのパブリック・マーケットの近くです。カンボジア・パブリック銀行(Cambodia Public Bank)の表にあるATMが24時間使えます。

コッコンのマーケット近くにあるカンボジア・パブリック銀行(Cambodia Public Bank)

コッコンには、もう一箇所、銀行のATMがあります。アクレダ銀行(Acleda Bank)です。

コッコンでプリペイドSIMカードを購入したい場合

タイから陸路でカンボジアに入った場合、気になるのがプリペイドSIMカードです。できれば、常にネットにアクセスできる環境を整えておきたいもの。

コッコンの目貫通りには、カンボジアの携帯キャリア会社の筆頭であるスマート(Smart)の支店がちゃんとあります。

こちらのショップに赴き、パスポートを提示すれば、すぐにプリペイドSIMカードを購入。ネット環境が整います。

スマート・ショップ@コッコン

カンボジアの各都市への移動

コッコンの目貫き通りには、カンボジアの各バス会社のオフィスやチケット窓口ブースが点在しています。

それほど広範囲には渡っているわけではないので、各バス会社のブースをサクッと歩いて回ることができます。出発時間とバス運賃を比較して、気に入ったバス会社のチケットを購入すればいいでしょう。

ビラック・ブンタン(Virak Buntham)

ビラック・ブンタン(Virak Buntham)は、シアヌークビルまで大型バスで片道8ドル。プノンペンまで大型バスで8ドル。プノンペンまではバンも運航しており、片道11ドル。

ビラック・ブンタン(Virak Buntham)のオフィス@コッコン

ビラック・ブンタン(Virak Buntham)の看板@コッコン

RMN(Rith Mony Transport)

自分は、「RMN」というローカル色の強いバス会社のバスを利用しました。目貫通り脇に、机をポンと置いただけのチケットカウンターを見つけたので、そこでバスチケットを移動日前日の夜に購入しました。

コッコンからシアヌークビルまで片道9ドルでした。プノンペンまでは片道8ドル。

RMNのチケット・カウンター@コッコン

RMNの看板@コッコン

オリンピック・トランスポート(Olympic Transport)

さらにオリンピック・トランスポート(Olympic Transport)というバス会社のカウンターもありました。シアヌークビルまではバンが運行しており、片道11ドル。

オリンピック・トランスポートチケットブース@コッコン

コッコンのバスターミナルの場所はグーグル・マップに騙されるな!

コッコンに一泊した後、長距離バスでシアヌークビルに移動しました。バスチケットを購入した時、カウンターのスタッフに、「明日の朝、バスターミナルまで自分で行ってね」と言われたので、グーグルマップを頼りに歩いてみると……グーグルマップに表示された「Bus Terminal」を頼りに歩いてみると、どうみてもただ野原です。

※後記 2018年10月4日にグーグルの地図を見てみたところ、ほぼ正確な位置に修正されていました。

東南アジア各国を旅行していて困ることの一つに、グーグルマップの信頼性の低さがあります。本当に違っていることが多いんですよね。

コッコンにあるバスターミナルの位置も明らかに間違ってマーキングされていました。

幸い、大まかな方向はさほど違っていなかったので、地元の人に聞きつつ何とか自力でたどり着きました。地図アプリは、カンボジアでも「グーグルマップ」より「Maps.Me」の方が信頼性が高いです。

目印は「Monument of The Dead」というモニュメント。そのすぐ近くにバスターミナルがあります。街の中心部から2キロほど離れています。

コッコンのバス・ステーションの地図

「Monument of The Dead」というから戦争で死んだ人たちを悼む記念碑でしょうか。

Monument of The Dead@コッコン

荷物が多い方はトゥクトゥクなどを利用した移動しましょう。荷物が少ない方なら、歩こうと思えば歩ける距離です。自分は宿から歩きました。

バスターミナルは、だだっ広い野原のような場所に各バス会社のバス乗り場が並んでいます。

コッコンのバスターミナルの様子

コッコンのバスターミナルの様子

売店や簡易食堂も、もちろんあります。

コッコンのバスターミナルにある売店

コッコン近辺の観光スポット・見どころ

コッコンは、外国人旅行者の多くにとっては単にタイとの国境の街という認識でしょうが、観光スポット・見どころもあります。

地図を見ると、沖合にはコン島(コッコン)があります。ビーチもいろいろあるようです。

グループ旅行の場合は、ミニバンなどをチャーターして回ることができます。欧米のバックパッカーなどは、宿などでモーターバイクをレンタルして回るようですね。

自分は一泊しただけなので、どこも見て回りませんでしたが、機会があれば回ってみたいです。

コッコンには外国人も多少、滞在していますが、落ち着いた雰囲気に溢れています。「国境の街」という言葉の響きから、もっとザワついたイメージを持っていたのですが、のんびりとしています。実は、かなり気に入った街です。

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